これは、「イメージ」「スプライト」レイヤーでの[一致するファイルを表示する]パターン文字列と、その対象となる画像ファイルを1つにパックしたものです。これを用いると、アイコンを使ったバッテリーウィジェットや天気ウィジェットの作成・再利用や配布がちょっとは楽になるかと思います。
本エントリでは、イメージパックファイル(.gip)の作成方法について解説します。
イメージパックファイルは、拡張子が「.gip」となっていますが、実態はただのZIPアーカイブです。
拡張子を「.zip」に書き換えてからアーカイバで中身を見てみると以下のようになっています(ここではアーカイバとして"7-Zip"を使用しています)。
トップディレクトリに「conditions.txt」というファイルと「images」というフォルダがあり、「images」以下に画像ファイルが格納されています。
「conditions.txt」はUTF-8(改行コードは"LF")で書かれたテキストファイルで、その構造は以下のようになっています(ここではエディタとして"TeraPad"を使用しています)。
この各行が、「イメージ」「スプライト」レイヤーで選択する[条件]の記述となっています。
行数(=条件の数)に制限は(メモリの許す限り)ありません。
また、文末に改行はないほうが好ましいです。
行は1つの「半角コロン":"」で区切られており、その左側部分が「条件の選択」ダイアログでの項目名となっています。
「半角コロン":"」より右側部分が、その[条件]を表す文字列となります。
文字列には各種のエスケープキャラを記述することができ、[パターン文字列で指定...]に記述できる文字列と同じです。拡張子が記述されてない場合には「.png」が自動的に付加されます。
アーカイブ内「images」フォルダ以下にある画像ファイル(拡張子が[.png, .PNG, .jpg, .JPG]のいずれかを持つファイル)のうち、この文字列の展開結果と一致するファイル名の画像ファイルがレイヤーに表示されます。
アーカイブ内「images」フォルダ以下にサブフォルダを作り、その中の画像ファイルを[条件]文字列で記述することは仕様外ですので、動作を保証しません。
イメージパックファイルのWindowsでの作成方法は以下のとおりです。確認はしていませんが、Mac OSやAndroid上でも適切なエディタとZIP圧縮ソフトであれば作成可能だと思います。
(1)適当な作業フォルダに、「conditions.txt」と画像ファイルを収めた「images」フォルダを置く。
(2)この2つを同時に選択し、右メニューから[送る]→[圧縮(ZIP形式)フォルダー]を実行します。
(3)作成されたZIPファイルの名前を好みのものに、拡張子を「.gip」に変更したら完成です。
サンプルをココにアップしておきます。
以上、素敵だったり使い勝手よかったりするイメージパックがたくさん作成・公開されることを願ってますw
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